藤島クリニック　クリニック通信　２０２５年５月号
開院４０周年御礼
 　
藤島クリニックは、2025年4月1日で開院から満40周年となりました。
この間、多くの皆様にご利用いただきながら、様々な方々のご支援、ご指導も賜り、なんとか大過なく診療を続けてこられたことに、心から御礼申し上げます。

当院は、1985年（昭和60年）4月1日に、現在のクリニックから西に50ｍほどのビルの１、２階で開業しました。
先代院長藤島博明は内科専門医であるとともに神経内科の専門医であり、内科・神経内科を標榜して開業いたしました。近隣の方に内科クリニックとしてご利用 いただいたのに加えて、数少ない神経内科専門医として遠方からの方にも広く受診いただいていました。当時はまだ路面電車が走っていて当院の目の前に大門電 停があり、電車通り沿いには小倉玉屋やダイエー、小倉北区役所が並んでいました（路面電車の廃止は2000（平成12）年）。当院最寄りの西小倉駅は、ま だ日豊線のホームしかない小さな駅でした（鹿児島本線のホームができたのは1987（昭和62）年）。


1988（昭和63）年に先代院長が体調不良で休業した際には、九州労災病院や九州歯科大学病院など九州大学第二内科医局同門の先生方に代診していただき、診療を継続することができました。本当に有難うございました。

1994 年（平成6年）に、現院長藤島八重が診療を引き継ぎました。現院長は高血圧症などの循環器疾患が専門であることから、循環器科を標榜科に加えました。神経 疾患で通院されている方も多かったので先代院長ゆかりの九州大学神経内科にご相談して専門医においでいただき、神経内科診療も今日まで継続しています。地 元の皆様に貴重な神経内科の受診機会をご提供できていることに、九大神経内科の先生方には厚く御礼申し上げます。
循環器疾患の診療では、小倉記念病院循環器内科の先生方に大変お世話になっております。日本に冠たる小倉記念病院がごく近くにあることは、地元に住む私た ちにとってはこの上ない幸運です。また、新小倉病院、健和会大手町病院、北九州市立医療センターなどの総合病院や近隣の開業の先生方にも、常にご相談させ ていただき、本当に恵まれた位置にあると感謝しています。

その後の当院の歩みは、大門、西小倉地区の発展とともにありました。道路の拡張などでお住いの方の入れ替わりはありましたが、マンションの増加 で新しく来られた方も多く、また2003（平成15）年には、リバーウォーク北九州がオープンし西小倉駅も現在の姿に生まれ変わり、街に活気がよみがえり ました。
1999（平成11）年にはホームページを開設しました。当時のインターネットはまだパソコンで情報を見るだけの利用が主でしたが、少しでも情報発信した いという気持ちで始めました。以来、診療のご案内に加えて、クリニック通信の発行を年5回のペースで続けており、医療や当地域に関する情報をお届けしてい ます。スマートフォンでの検索機能が多く使われだすとサイトを見て来院いただく方も増え、今日では、言うまでもなく必須の情報源となっています。

2015 （平成27）年11月に現在のクリニックが完成して移転しました。以前のクリニックはやや手狭でしたが、現在は余裕を持って利用いただけるようになり、予 期していなかったコロナ禍（2020（令和2）年〜2023（令和5）年）での診療でも役に立ちました。新築移転工事に際しては、近隣の皆様、工事関係者 の皆様に大変お世話になりました。有難うございました。

私たち藤島クリニックは、これからも内科診療を通して地域の皆様のお役に立てるよう、院長をはじめ職員一同、引き続き努力して参ります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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