初夢！大予想
ー新世紀の医療と社会ー

いよいよ２１世紀がやってきました。２１世紀、なんと夢にあふれた言葉でしょう！
そこで今回は、期待をこめて２１世紀の医療と社会を予想してみましょう。

新世紀は「心を満足させる」時代
２０世紀、科学のめざましい進歩のおかげで医療においても多くの新技術が実現しました。たくさんの命が救われた一方で、医療に対する期待は高まり人々はいつまででも生きられるような幻想を抱いてしまいました。その結果、人々は期待と現実とのずれにかえって苦しむようになっていました。
２１世紀、世の中は冷静さを取り戻します。科学技術の進歩に遅れがちだった人間の心（に関わる学問）の進歩がようやく追いつき、人々は真の満足を得ることができます。 新しいテクノロジーの恩恵を生かしながら、心を豊かにしていく医療が完成します。政治家や官僚たちも２０世紀末の混乱から目覚め、心を満足させるのに必要な医師や看護婦の数、医療供給体制を確保します。 おかげで患者さんは納得行くまで医師たちと話ができ、心の平穏が保たれるようになります。 人間は病気や死から逃れることはできませんが、病気による苦しみや死への恐怖からは逃れることができます。

「少子高齢化」よ、さようなら
社会の高度化や女性の社会進出に伴って減っていた日本などの先進国の出生数は、仕事と子育てを両立できる社会のしくみが整い増加に転じます。２０世紀末、高齢者にかたよりすぎていた医療供給が改められ、子供や妊産婦の健康にも十分な配慮がなされるようになります。 真夜中に子供が病気になったり、赤ちゃんが産まれそうになったりしても、もう心配はいりません。

科学技術のさらなる進歩と、社会による監視
生命科学、医療技術は２１世紀にも大きく進歩します。自分の細胞から、病気になった臓器の複製を作って元の臓器と取り替えたり、高血圧や糖尿病などの体質を遺伝子導入により変えて健康な体にすることができるようになります。その一方でこのような遺伝子操作には社会の厳しい監視の目が光り、悪用などは絶対にできません。

世界の子供も幸せに 
途上国を悩ませていた内戦も政治の進歩で消え失せ、世界中に平和が訪れます。栄養や衛生環境の向上で、子供たちの死亡率は激減、適切な出生コントロールの普及や砂漠緑化、食料増産により食糧難も解決へと向かいます。猛威をふるったエイズも、感染予防や治療の進歩で撲滅されます。
２０世紀末に深刻化していた環境問題も、代替エネルギーの開発、リサイクル技術の確立などにより克服されます。
 

いかがでしょうか？このうちのいくつが新世紀に実現するでしょうか？
人類の英知に期待しましょう。